生物の基礎を手早くマスターしたい人からじっくり学びたい人まで、それぞれにおすすめの4冊をご紹介
今回は、生物の基礎の問題集を4冊ご紹介します。ただし、4冊を全てやる必要はありません。
教材によって、暗記が中心のものから問題演習が中心のものまで分かれていますので、自分の勉強目的に合わせた最適な1冊を選んで解いてください。
なお、今回ご紹介する生物の基礎の問題集の中には、高2の段階からしっかり時間をかけて取り組むためのものが1冊含まれています。
こちらは、他の3冊と比べて問題量が多くなっていますので、高3で入試本番まで時間があまり残されていない人には向いていません。手早く暗記事項を覚えたい人には、そのためのおすすめ教材がありますので、以下にご紹介する内容を見て自分に合ったものを選んでみてください。
それでは、1つずつ順番に見ていきましょう。
とにかく短期間で生物の基礎を固めたい人におすすめ!必要最小限の問題がまとまった『生物 入門問題精講』
最初にご紹介する『生物入門問題精講』は、入試で問われる生物の基礎の内容がコンパクトにまとまった教材です。
今回ご紹介する4冊の基礎教材の中では問題数が最も少なく、短期間で取り組めるボリュームとなっています。
また、扱われている問題も基礎的な易しい問題がほとんどなため、時間がない方や、短期間で最低限のレベルまで到達したいという人に特におすすめの教材です。
『生物入門問題精講』を学習する際の注意点としては、あくまでも問題集という形式の教材のため、教科書のような説明や暗記事項が体系的にまとまっているページがありません。
そのため、生物で暗記すべき用語や基礎的な内容を網羅できていないのが注意点となります。
その代わり、各問題の解説の所に、問題では説明が漏れている部分をカバーする内容が書かれているという構成です。
『生物入門問題精講』に取り組む際は、問題と解説の両方をしっかり確認しながら仕上げるようにしてください。
暗記事項は解説文を参考にしながら、問題演習を進めてける教材なので、ショートカットして学習したい方に向いている教材です。
入試本番まであまり時間が残されていない人や、受験期の後半に理系の選択科目を切り替えた方などは『生物入門問題精講』を使って短期間で生物の基礎をマスターしていきましょう。
初めての人でもOK!生物の基礎的な暗記事項が穴埋め形式でしっかり覚えられる『生物 必修整理ノート』
次にご紹介する『生物の必修整理ノート』は、生物の基礎的な暗記事項についての説明が豊富な教材です。
教科書のような形で基礎事項を説明する文章が載っていて、重要な語句や覚えるべき用語の所が空欄になっています。
この空欄の用語を穴埋めする形で、生物の基礎的な暗記事項がマスターできるという教材です。
暗記することがメインとなっていて、この教材に登場する用語を全て覚えれば、生物に必要な知識はこの1冊だけで十分カバーできます。
生物を初めて勉強する人でも、必要な知識を順番に覚えていけるためおすすめです。
なお、他の教材と比べるとページ数のボリュームや内容が少なめなので、入試本番まであまり時間がない人にも役立ちます。
ただし、用語の暗記が中心のため、過去問などを使って演習問題を解く勉強にも取り組むようにしましょう。
『生物の必修整理ノート』で覚えた基礎知識を使って、実際に問題を解くアウトプット形式の練習を積み重ねることで、得点力がアップできます。
生物の基礎事項の暗記にプラスして十分な問題演習を積み重ねたい人にはこの1冊!『リードlightノート生物』
次にご紹介する『リードlightノート生物』は、比較的時間があって生物をしっかり仕上げたい人向けの教材です。
生物の基礎的な用語を暗記する部分に加えて、問題もたくさん載っているのが特徴となります。
この1冊で、必要な暗記項目と問題の演習量を両方確保できるため、ある程度時間を割いて生物の基礎を盤石にしておきたい人は『リードlightノート生物』を活用してください。
高2からじっくり生物を学習できる人向け。問題量が非常に多い『セミナー 生物基礎+生物』
最後にご紹介する『セミナー生物基礎+生物』は、扱われている問題量が非常に多い教材となっています。
高校の指定教材として学校で配られる場合も多いです。
高2から時間をかけてしっかり基礎固めしていける人は、『セミナー生物基礎+生物』を使って網羅的に学習を進めていくのが良いでしょう。
『セミナー生物基礎+生物』をしっかり仕上げれば、生物に関してはどんな問題が出題されても怖いものなしという状態までレベルアップできます。
ただし、すべての問題を解くのには多くの時間がかかります。あくまでも時間がある人向けの教材ですので、その点だけ注意しましょう。
高3から生物の勉強を始めるのであれば、すでにご紹介した『生物の必修整理ノート』か『リードlightノート生物』に切り替えた方が効率的に勉強できます。
まとめ
今回は、生物の基礎を固める4冊の教材をご紹介しました。
短期間で生物をマスターしたい人には、最低限の問題がまとまった『生物入門問題精講』や空欄補充で用語を覚えられる『生物の必修整理ノート』をおすすめします。
また、暗記と同時に問題演習も十分に行いたい人は『リードlightノート生物』に取り組んでください。
高2の段階から時間をかけて生物をマスターしていきたい人には、『セミナー生物基礎+生物』を使って学習する方法もあります。
入試本番までに残された時間に合わせて、最適な教材を選んで勉強をすすめていってください。